薄毛について学ぶ

女性も薄毛になる!原因とは?症状タイプや病院での治療についても解説

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女性の薄毛はホルモンバランスの乱れや過度なダイエットなど、女性ならではの原因が薄毛の要因となっている場合があります。そんな女性ならではの薄毛について、症状や脱毛症の種類、対策について解説します。

女性が薄毛になる原因

女性の薄毛は髪全体が薄くなるのが特徴で、びまん性脱毛症といいます。さらに、脱毛の境界がはっきりしないのも特性のひとつです。びまん性脱毛症を引き起こす原因は主に以下の4つに分類されます。

  • FAGA(女性男性型脱毛症)
  • 休止期脱毛症
  • 加齢による髪質の変化
  • 頭皮のトラブル

FAGA(女性男性型脱毛症)

FAGAは「Female Androgenetic Alopecia」の略で、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れることで男性の脱毛と同じような症状がでることをいいます。ただし、女性の場合は、頭頂部を中心とした比較的広い範囲で均等に毛の密度が低下するのが特徴です。そのため、FPHL(Female Pattern Hair Loss =女性型脱毛症)とよばれることもあります。

休止期脱毛症

休止期脱毛症は、急性休止期脱毛、慢性びまん性休止期脱毛、慢性休止期脱毛の3つのタイプに分かれます。

急性休止期脱毛

髪が成長の途中で抜けてしまう急性の脱毛で、太い毛や短くて細い未熟な抜け毛が増え、数か月で急激に頭部全域の毛髪が薄くなります。精神的ストレスや高熱、外科手術、急激な栄養障害、大量出血、出産、ピルの内服や中止といったホルモンの変化などで起こります。原因を取り除くと改善します。

慢性びまん性休止期脱毛

6ヵ月以上かけて少しずつ進行し髪が薄くなります。慢性の全身疾患や栄養不良状態、薬剤などの影響が大きく、原因が取り除かれると回復する可能性があります。

慢性休止期脱毛

加齢変化とするには若すぎる女性が頭頂部から側頭部で太長い毛の密度が低下するのが特徴で、症状は6カ月以上続きます。原因が特定できないため、適切な治療方針を立てることが難しいです。

加齢による髪質の変化

女性の毛髪は5~6年で生え変わります。この生え変わりを繰り返すことによって、だんだんと太くて硬い髪の毛が次第に細くて軟らかい髪の毛へと変化し、さらに本数が減っていきます。これは年齢を重ねれば誰にでも起こり得る症状で、毛根の細胞死衰えによって毛が抜けたり、ハリやコシ、ボリューム感がなくなったりします。

頭皮のトラブル

頭皮に生じた皮膚病が薄毛の原因となることがあります。代表的なものでは脂漏性皮膚炎があげられます。これは、皮脂によってマラセチアという真菌(カビ)が増えて、フケ、赤み、かゆみが生じる皮膚炎です。

また、髪を結ったり、エクステを使用したりすることで頭皮への負荷が蓄積され、薄毛の原因になることがあります。このような髪が引っ張られて髪が抜けたり、血行不良によって髪の成長が妨げられたりすることで引き起こされる脱毛を牽引性脱毛症といいます。

(※1、2、3、4、5)

女性の薄毛対策

女性の薄毛の原因には、主に「FAGA(女性男性型脱毛症)」「休止期脱毛症」「加齢による頭髪の変化」「頭皮のトラブル」の4つがありました。
私たちが日常的に心がけることができる対策について、具体的に紹介します。

頭皮マッサージ

頭皮への負荷や加齢により血流が悪くなることで、髪は細く抜けやすくなります。また、ストレスで体が緊張すると血管が収縮し、頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなります。
頭皮の血行をよくするために、シャンプーのときなど頭皮マッサージをとりいれてみてください。

ストレス発散

ストレスによって自律神経が乱れると、血行不良になりやすく、さらに内蔵機能を低下させ食欲不振も引き起こすことがあり、髪のトラブルにつながります。運動や趣味などで適度にストレス発散するように心がけましょう。

食生活の見直し

バランスのとれた食事が大事です。また、タンパク質、ビタミン、ミネラルといった髪の材料となる栄養素などを含めバランスよく摂ることが大切です。
油分の多い食べ物は皮脂の過剰分泌にさせるので控えましょう。植物脂肪の「紅花油」「とうもろこし油」「ひまわり油」などに含まれるリノール酸は、健康な髪を作るのを助けてくれます。
また、過度なダイエットが抜け毛の原因となってしまう場合がありますので、無理な食事制限は控えるようにしてください。

洗髪方法の見直し

洗髪は、毎日の習慣であるからこそ、頭皮や髪に負担をかけないようにするのが重要です。
まずシャンプー前にお湯洗いをし、その後シャンプーで髪を洗っていきます。シャンプーは手の平で泡立ててから泡を髪に乗せ、よく泡立てながら洗うと、頭皮に負担がかかりません。
お湯が熱すぎたり、洗髪をしすぎたりすると乾燥がおきやすくなります。また、洗い残しがあると毛穴をつまらせ薄毛を進行させてしまう原因になるため注意してください。

専門クリニックで治療

男性だけではなく女性も薄毛治療が可能になりました。服薬や医師の指示による生活習慣の改善で薄毛は改善されます。
薄毛治療は皮膚科内科で治療できるケースもありますが、医師によっては専門外の可能性もあります。より積極的に薄毛治療を行いたい場合は、薄毛治療を行っている専門クリニックを受診するのがおすすめです。

(※6、7)

女性の薄毛治療とは

女性の薄毛治療は、まず診察を行い、問診血液検査から薄手の原因を探っていきます。
原因によって対処方法が変わってくるため、それぞれに合った治療が必要です。

FAGA(女性における男性型脱毛症)

一般的に治療には、ミノキシジル2%濃度の外用薬等が使用されます。1日2回直接頭皮に塗布することで頭皮局所の血流が改善し、発毛効果とさらなる脱毛を予防することもできます。最もよくみられる副作用は、かゆみや発疹などの皮膚症状です。

休止期脱毛症

体重減少、手術、発熱を伴う重い病気、出産などの身体的ストレスによる急性休止期脱毛は、自然に治ることが多いため、一般的に治療は必要ありません。

慢性びまん性休止期脱毛の場合、脱毛の原因となっている要因を特定しその治療を優先します。難治性の病気が原因の場合など原因によっては、改善が困難な場合もあります。慢性休止期脱毛の場合は原因が特定できないため、髪の成長を促しつつ、成長期を引き延ばすための治療を行います。

加齢による頭髪の変化

加齢による薄毛は更年期前後に始まることが多く、閉経後に目立ってきます。治療方法はFAGAと同じですが、パントガールという女性専用の飲む育毛剤を処方することもあります。パントガールは副作用が少なく髪の質をよくする効果があります。

頭皮のトラブル

一般的にステロイド外用剤を使って炎症を抑える治療を行います。牽引性脱毛症にはミノキシジルおよび、サプリメント外用薬毛髪構築・成長を促し発毛や髪質改善に働きかける治療が有効です。ヘアスタイルやブラッシングのやり過ぎなど髪に負担をかける習慣を見直しましょう。

(※2、3、4、8、9、10)

女性が薄毛になる原因は複雑。専門クリニックでよりよい治療を

女性が薄毛になる原因は複雑です。主に血行不良ホルモンバランスの乱れだけでなくストレス生活習慣、他にも様々な病気が原因として関与していることがあります。原因によって対処方法も変わってくるので、薄毛治療専門クリニックの医師へのご相談をおすすめします。

参考URL

※1)バイエル薬品株式会社「FAGA(女性男性型脱毛症)の原因と対策」
https://kami-katsu.bayer.co.jp/cause/female-hair-loss/faga/
※2)株式会社資生堂リサーチセンター/徳島大学医学部 皮膚科/徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 皮膚科学「女性の薄毛とアデノシンによる改善効果」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj/45/1/45_35/_pdf/-char/ja
※3)徳島県医師会「女性のびまん性脱毛症 -発毛・育毛剤外用で効果-」
https://www.tokushima.med.or.jp/article/0000393.html
※4)トロント大学皮膚科/杏林大学医学部皮膚科学教室「全身と毛髪・多臓器疾患』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kyorinmed/49/2/49_163/_pdf/-char/ja
※5)バイエル薬品株式会社「牽引性脱毛症の原因と対策」
https://kami-katsu.bayer.co.jp/cause/female-hair-loss/traction/
※6)バイエル薬品株式会社「頭皮マッサージの効果とは?効果的なやり方は?」
https://kami-katsu.bayer.co.jp/self-care/scalp-massage/scalp-massage-method/
※7)大正製薬「美しい髪のための生活習慣」
https://brand.taisho.co.jp/regenne/contents/health.html
※8)Merck & Co., Inc., Kenilworth, N.J., U.S.A「脱毛症(脱毛)」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/17-%E7%9A%AE%E8%86%9A%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E6%AF%9B%E9%AB%AA%E3%81%AE%E7%97%85%E6%B0%97/%E8%84%B1%E6%AF%9B%E7%97%87-%E8%84%B1%E6%AF%9B
※9)松山 淳「臨床発毛医学の現状と展望 2018」国際抗老化再生医療学会雑誌 第 1 号(25−30)2018
http://waarm.or.jp/wp-content/uploads/2020/01/f24624d1105ea9c5391f31c2faa46f9a.pdf
※10)田辺三菱製薬「脂漏性皮膚炎の症状・治療法」
https://hc.mt-pharma.co.jp/hifunokoto/solution/757

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