薄毛について学ぶ

朝シャンではげるという噂は本当?薄毛にならないためのポイントも紹介

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「朝シャンではげる」という噂を聞いたことがある方もいるでしょう。確かに朝シャンのやり方によっては薄毛につながる可能性があるのは事実です。しかし、生活リズムによっては、どうしても朝にシャンプーしたいという方もいるはず。そこで、このコラムでは朝シャンが薄毛につながる理由や、正しい洗い方のポイントについて詳しく解説します。
  • 松沼 寛

    HIROSHI MATSUNUMA

    1998年03月
    名古屋大学医学部 卒業
    1998年04月
    岡崎市民病院 勤務
    2000年04月
    名古屋大学医学部付属病院 勤務
    2008年07月
    市立四日市病院 勤務
    2020年04月
    イースト駅前クリニック岡山院
    院長就任
    2022年05月
    イースト駅前クリニック女性外来院
    院長就任
    資格
    泌尿器科専門医
    所属学会
    日本泌尿器科学会

朝シャンではげるって本当?

朝シャンが薄毛につながる可能性があるのは本当です。朝は夜と異なり、時間がない人も多く、慌ただしくシャンプーするせいで皮脂やフケ、汚れが残りやすくなります。また、前日の汚れをそのままにしておくのは、雑菌の繁殖を招くのです。

さらに、においや汚れを気にして朝・夜どちらもシャンプーする場合は、必要以上に皮脂を洗い流してしまい、髪がパサパサしてしまう可能性があります。

いずれも、頭皮環境の悪化を招き、抜け毛や薄毛が進行しやすくなるのです。詳しくは次の章で解説します。

朝シャンではげる可能性がある理由

朝シャンが薄毛につながる理由としては以下の4つがあります。順に詳しく解説するので参考にしてください。

頭皮環境を悪化させやすいため

一日一回、朝だけシャンプーする場合、日中の汗や汚れをそのままにしておくと、夜間に頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌が繁殖すると頭皮環境が悪化し健康的な髪が生えにくくなるため、細い髪抜けやすい髪が増え薄毛につながる可能性があります。

夜中の髪の成長をさまたげるため

髪の成長のゴールデンタイムは22時~翌日2時まで。夜にシャンプーせずに寝ると、ゴールデンタイムに毛穴や頭皮が汚れたままのため、十分な栄養や酸素が頭皮の隅々まで行き渡りません。さらに毛根に汚れが詰まっていると新しい髪が伸びにくくなり、髪の成長がさまたげられてしまうのです。

過剰なシャンプーが頭皮の乾燥を招くため

朝も夜もシャンプーする場合は、必要な皮脂も洗い流してしまうため頭皮が乾燥しやすくなります。頭皮の乾燥は頭皮環境の悪化や、へアサイクルの乱れにつながり薄毛の原因になる可能性があります。

皮脂の保護なく頭皮が紫外線に当たるため

朝シャン後にすぐに外出する人も多いでしょう。皮脂は頭皮を紫外線や汚れから守る働きがあります。頭皮を保護するために必要な皮脂の分泌が間に合わず、保護機能が損なわれ、頭皮環境が悪化します。

朝シャンのメリット

朝シャンは頭皮環境を悪化させ、薄毛の原因となる可能性がありますが、実はたくさんのメリットがあります。主なメリットを4つ紹介しましょう。

目が覚めやすく気分がスッキリする

朝、なかなか目が覚めない人にとって、朝シャンはぜひ取り入れてほしい習慣です。体を温めると睡眠中に下がっていた体温が上昇し、目が覚めやすく気分がスッキリします。朝シャンをするために、早く起きる必要もあるのでより目覚めやすくなります。

寝汗を流して体臭を予防できる

一晩眠ると健康な大人はコップ1杯程度の汗をかきます。さらに、お酒の飲みすぎやストレス、ホルモンバランスの乱れ、生理前の作用で寝汗が増えることも。また、夏の暑い時期には一晩で500ml程度汗をかくこともあるのです。たくさん汗をかくと皮脂も分泌され体臭の原因になりますが、朝シャンで寝汗を流せば嫌なにおいをカットすることができます。

ヘアスタイリングしやすくなる

ボブショートカットなど寝癖がつきやすい髪型や、うねりやすい髪質の場合はヘアスタイリングに時間がかかります。朝シャンすれば、髪全体が濡れて髪型がリセットされるため、スタイリングしやすくなります。

夜に自由な時間が増える

「仕事で疲れた」「眠い」など、どうしても夜にシャンプーをするのは面倒な方もいるでしょう。さらにシャンプーしたら終わりではなく、ドライヤーを当てたり、ヘアケアしたりと意外に時間がかかります。夜にシャンプーをしなければ、その分の時間を自由に使えるのです。

朝シャンのデメリット

朝シャンにはメリットがあるとはいえ、頭皮環境や髪の成長を考えると、ベストは夜1回だけシャンプーすることです。朝シャンのデメリットを薄毛への影響含め、4つ解説します。

薄毛につながりやすい

汚れや皮脂をそのままにしておくと頭皮環境が悪化し、健康的な髪が生えにくくなり薄毛につながりやすいといわれています。特に夜にシャンプーしないことで、夜中のゴールデンタイムの効果を低下させてしまうのです。また、朝・夜の1日2回シャンプーすると、必要な皮脂まで落としてしまうため、どちらにせよ朝シャンは頭皮に悪影響を及ぼします。

出かける前の準備に時間がかかる

朝シャンするためにはドライヤーヘアセットする時間も含めて、少なくとも30分~1時間程度必要です。特に、朝だけにシャワーを浴びる方の場合は、体や顔を洗う時間も考慮すると、出かける前の準備にかなりの時間がかかってしまいます。

朝バタバタするとストレスがたまりやすい

朝シャンする時間を確保するためには早く起きる必要がありますが、中には朝食を抜いて時間を充てる方もいるかもしれません。朝食を抜いたり時間に追われてバタバタしたりすると知らない間にストレスがたまります。朝食を抜くと栄養が不足しますし、ストレスは頭皮環境の悪化にもつながってしまうのです。

寝具が汚れやすくなる

日中の汚れ皮脂ヘアケア剤が付着したまま眠ると、寝具にその汚れが移行し、夜にシャンプーをした場合よりも寝具が汚れやすくなります。さらに汚れた寝具は雑菌が湧き、においの原因になるだけでなく、頭皮環境を悪化させる原因にもなります。

朝シャンする際に気をつけるポイント

  • シャンプーする時間をしっかり取る
  • すすぎを丁寧に行う
  • ドライヤーでしっかり乾かす
  • 頭皮の紫外線対策を行う
  • 1日2回シャンプーする場合、朝はお湯ですすぐのみにする

健康的な頭皮環境やヘアサイクルを保つためには、夜に1回シャンプーするのがベストですが、朝シャンを絶対にしてはいけないわけではありません。朝シャンしたいけれど薄毛が気になるという場合は、上記の5つのポイントに気をつけましょう。

朝はあまり時間がないものの、夜にシャンプーしない場合はなるべく丁寧にケアすることが大切です。また、1日2回シャンプーする方は、朝はお湯のみで洗うことで皮脂の落とし過ぎを防げます。ぜひ参考にしてください。

正しい朝シャンで薄毛を予防しよう

朝しかシャンプーしない場合は、汚れや皮脂を一晩放置しておくため、髪の成長がさまたげられる可能性があります。健康的な髪のためには「1日1回夜のシャンプー」がおすすめですが、都合上、朝シャンをしなければならない方は今回ご紹介したポイントを参考にしてください。また、すでに朝シャンの習慣がある方は、薄毛になっていないか日々注意するようにしましょう。薄毛が気になる場合には、そのままにせず早めに専門クリニックにご相談ください。

遠方にお住いの方や、お近くに専門病院がない方にはオンライン診療がおすすめです。ぜひ、当院のオンライン診療をご活用ください。

  • 松沼 寛

    HIROSHI MATSUNUMA

    1998年03月
    名古屋大学医学部 卒業
    1998年04月
    岡崎市民病院 勤務
    2000年04月
    名古屋大学医学部付属病院 勤務
    2008年07月
    市立四日市病院 勤務
    2020年04月
    イースト駅前クリニック岡山院
    院長就任
    2022年05月
    イースト駅前クリニック女性外来院
    院長就任
    資格
    泌尿器科専門医
    所属学会
    日本泌尿器科学会

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