美肌
脂漏性皮膚炎とは?顔や頭皮に出る症状と繰り返す理由
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脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、小鼻のわき・眉・髪の生え際・頭皮など皮脂の多い場所に、赤みとフケのような細かい皮むけが出る皮膚の病気です。皮膚にいるカビ(真菌)の一種、マラセチアが関わっていると考えられています[1]。
治療で落ち着いても再発しやすく、長く付き合う病気です。治療の中心は皮膚科で処方される塗り薬で、ビタミンB群の内服は補助的な位置づけです。
当院の美肌治療(内服薬・塗り薬)
- ●脂漏性皮膚炎の補助に ハイボン錠20mg(ビタミンB2)
- ●塗り薬 当院では扱っていません
どの処方が合うかは診察で医師が判断します。自由診療です。
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宮路 貴晶
TAKAAKI MIYAJI
- 2004年03月
- 東邦大学医学部医学科 卒業
- 2008年04月
- 戸塚共立第一病院
- 2010年04月
- 聖マリアンナ医科大学皮膚科学教室
任期付助教 - 2011年11月
- 町屋皮フ科クリニック 院長
- 2016年04月
- 所沢中央病院健診クリニック
企業・社会福祉法人 嘱託医 - 2020年05月
- 堀之内ハーモニー皮膚科 院長
- 2021年06月
- イースト駅前クリニック秋葉原院
院長就任
脂漏性皮膚炎とは皮脂の多い場所に出る湿疹
脂漏性皮膚炎は、頭皮や生え際、眉、小鼻のわきなど皮脂の多い場所に、赤みと粉をふいたような皮むけが出る湿疹です。
頭皮・生え際・眉・小鼻のわきに出やすい
脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い場所にできる湿疹です。頭皮のフケから始まることが多く、ひどくなると髪の生え際・耳の後ろ・眉・小鼻のわきのしわ・胸などに、黄色から赤みがかった、うろこ状の皮むけを伴う発疹ができます[1]。

赤みと粉をふいたような皮むけが出る
- ●小鼻のわきや眉のあたりが赤く、粉をふいたように皮がむける
- ●頭皮のフケが増え、かゆみがある
- ●髪の生え際や耳の後ろが赤くなる
- ●寒い季節に悪化しやすい
乳児(多くは生後3か月ごろ)と、30〜70歳の大人に多くみられます[1]。大人の脂漏性皮膚炎は、40〜50歳代以降の男性に多いとされています[4]。頭皮のフケやかゆみが中心の方は、フケの原因と対処法や脂漏性脱毛症の解説もあわせて参考にしてください。
脂漏性皮膚炎の原因は皮脂・マラセチア・ビタミン不足などと考えられている
はっきりした原因はわかっていませんが、皮膚にいるカビの一種マラセチアへの体の反応が関わると考えられています。皮脂の多さ、ビタミンB群の不足、寒い季節で悪化しやすくなります。
カビの一種マラセチアへの体の反応が関わる
脂漏性皮膚炎のはっきりした原因はわかっていません。皮膚に常にいるマラセチアというカビの数と、それに対する体の反応が関わっていると考えられています[1]。
皮脂・ビタミンB不足・寒い季節で悪化する
- ●皮脂:マラセチアは皮脂を栄養にして増えるため、皮脂の多い場所に症状が出やすい
- ●ビタミンB群の不足:ビタミンB2の不足や代謝の乱れが関わる脂漏性湿疹があり、ビタミンB2の薬にはこの効能が認められている[2]
- ●ストレス・睡眠不足・季節:寒く乾燥する季節に悪化しやすい[1]
不潔にしていることが原因ではありません。洗いすぎると、かえって肌が荒れて悪化することがあります。
脂漏性皮膚炎は皮脂の多い場所に黄色っぽい皮むけが出る
脂漏性皮膚炎は、ニキビや酒さ、化粧品かぶれと間違えやすい症状です。皮脂の多い場所に、黄色っぽい皮むけを伴う赤みが出るのが見分ける手がかりです。
見た目と出る場所で比べる
| 症状 | 見た目 | 脂漏性皮膚炎との |
|---|---|---|
| 脂漏性皮膚炎 | 赤みと、 |
小鼻の |
| ニキビ | 毛穴に |
点状の |
| 乾燥に |
粉を |
赤みは |
| アトピー性皮膚炎 | 強いかゆみを |
ひじの |
見分けにくいときは皮膚科へ
見た目だけで正確に見分けるのは難しく、酒さ(赤ら顔)や、化粧品によるかぶれと区別がつきにくいこともあります。症状が続く場合は皮膚科で診断を受けてください。ニキビについては大人ニキビの原因で紹介しています。
脂漏性皮膚炎はマラセチアがいなくならないため繰り返しやすい
原因と考えられるマラセチアは誰の皮膚にもいるため、治療で落ち着いても、季節の変わり目や寝不足の時期に再び出やすい病気です。

マラセチアは誰の皮膚にもいる
脂漏性皮膚炎を起こすマラセチアは、誰の皮膚にもいる常在菌です。治療で数を減らしても、皮脂がある限りゼロにはなりません。そのため、治療をやめると再び症状が出ることが多く、治療は何週間も続ける必要があることがよくあります[1]。
季節の変わり目や寝不足の時期に悪化しやすい
皮脂の量が増える季節の変わり目や、睡眠不足・ストレスが続く時期に悪化しやすいのも特徴です。「治った」と思っても、悪化のきっかけがあれば再発する病気だと考えておくと、早めに対処できます。赤みや皮むけが出始めた段階で塗り薬を再開すると、ひどくなる前に落ち着かせやすくなります。
脂漏性皮膚炎は洗いすぎず、肌への刺激を減らす
脂漏性皮膚炎のセルフケアは、洗いすぎず、肌をこすらず、刺激を減らすことが基本です。洗顔とシャンプーは1日1回を目安にします。
洗顔とシャンプーは1日1回
洗顔とシャンプーは1日1回を目安にし、泡でやさしく洗います。皮脂を落とそうと何度も洗ったり、熱いお湯を使ったりすると、肌が乾燥して炎症が悪化しやすくなります。すすぎ残しがないよう、生え際や耳の後ろまで流します。
頭皮のフケをやわらかくしてから洗う
頭皮にフケがこびりついている場合は、入浴の30分〜1時間前にオリーブ油を塗っておくと、洗髪のときにフケが落ちやすくなります[5]。爪を立ててはがさないようにします。
シャンプーと整髪料を見直す
シャンプーや整髪料は油分の少ないものを選びます[6]。マラセチアを抑える抗真菌成分(ミコナゾール硝酸塩)を含むシャンプーや石けんも、医薬部外品として薬局で手に入ります[5][6]。
保湿と刺激を減らす
洗ったあとは低刺激の保湿剤で整えます。顔をこする、かきむしるといった刺激は炎症を広げます。
ビタミンB2・B6をとり、睡眠を確保する
ビタミンB2・B6は、レバー・卵・納豆・乳製品・魚などに含まれます。脂っこい食事や甘いものにかたよらないようにし、睡眠時間を確保します。
脂漏性皮膚炎の治療の中心は皮膚科の塗り薬
脂漏性皮膚炎の治療は、皮膚科で処方される抗真菌薬やステロイドの塗り薬が中心です。ビタミンB2の飲み薬は、塗り薬と併せて飲みます。
抗真菌薬と弱めのステロイドの塗り薬が使われる

脂漏性皮膚炎の治療の中心は、皮膚科で処方される塗り薬です。マラセチアを抑える抗真菌薬の塗り薬(ケトコナゾールなど)は、脂漏性皮膚炎が効能として承認されています[3]。赤みが強い場合は、顔には弱めのステロイドの塗り薬が使われることもあります[1]。
イースト駅前クリニック女性外来で処方できる脂漏性皮膚炎の内服薬を紹介
当院で処方できるのは、ビタミンB群を中心とした内服薬です。ステロイドや抗真菌薬などの塗り薬は扱っていません。ビタミンB2の内服は、塗り薬による治療を補う位置づけです。
当院でご用意している処方
当院で脂漏性皮膚炎に対してご用意しているのは、ビタミンB2の内服です。
- 単品処方ハイボン錠20mgビタミンB2による補助的なアプローチ
当院ではステロイドや抗真菌薬などの塗り薬は扱っていません。赤みやかゆみが強い場合は、塗り薬による治療を受けられる皮膚科の受診をおすすめします。
実際にどの処方が適しているかは、診察のうえで医師が判断いたします。処方の費用は美肌治療の料金ページでご確認いただけます。
ハイボン錠20mg(ビタミンB2)の効能には、ビタミンB2の不足や代謝の乱れが関わると考えられる脂漏性湿疹が含まれています[2]。それ以外の原因による脂漏性皮膚炎に使う場合は、効能の範囲の外での使用になり、保険の適用はなく自由診療です。効果の実感には個人差があります。
当院の美肌治療の処方は、20歳以上の方が対象です。19歳以下の方には処方していません。
よくある質問
脂漏性皮膚炎は自然に治りますか
軽いものは生活を整えることで落ち着くこともありますが、マラセチアは常にいるため再発しやすい病気です。赤みやかゆみが続く場合は、皮膚科で塗り薬による治療を受けてください。
脂漏性皮膚炎は不潔が原因ですか
不潔にしていることが原因ではありません。洗いすぎで肌が荒れると、かえって悪化することがあります。
脂漏性皮膚炎はどんな人がなりやすいですか
皮脂の分泌が多い人、30〜70歳の大人に多くみられます。寒く乾燥する季節や、睡眠不足・ストレスが続く時期に悪化しやすい傾向があります。
脂漏性皮膚炎はうつりますか
うつりません。原因と考えられているマラセチアは、誰の皮膚にもいる常在菌です。
脂漏性皮膚炎は市販薬で治せますか
市販品にはビタミンB2・B6を含む内服薬や、抗真菌成分を含むシャンプーなどがあります。症状が軽ければ試す方法もあります。市販のステロイドの塗り薬を5〜6日使っても良くならない場合は、使い続けずに皮膚科を受診してください[5]。赤みやかゆみが続く場合や顔に広がる場合は、皮膚科で診断を受けて塗り薬で治療してください。
脂漏性皮膚炎が治らないときはどうすればよいですか
塗り薬をやめると再発しやすい病気のため、症状が落ち着いても医師の指示どおりに治療を続けることが大切です。洗いすぎや睡眠不足など、悪化のきっかけがないかも見直してください。
頭皮のフケも脂漏性皮膚炎ですか
フケが多く、頭皮に赤みやかゆみがある場合は、脂漏性皮膚炎の可能性があります。頭皮の症状も皮膚科で診てもらえます。
参考文献
- ●[1] MSDマニュアル家庭版「脂漏性皮膚炎」 MSDマニュアル家庭版
- ●[2] ハイボン錠20mg 添付文書(PMDA) https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/530100_3131002F1276_2_01
- ●[3] ニゾラールクリーム2% 添付文書(PMDA) https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/470006_2655709N1053_2_03
- ●[4] マルホ「脂漏性皮膚炎とはどんな病気?」 https://www.maruho.co.jp/kanja/shirouseihifuen/about.html
- ●[5] シオノギヘルスケア「脂漏性湿疹(皮膚炎)の原因と対処法は?」 https://www.shionogi-hc.co.jp/hihushiruwakaru/skintrouble/25.html
- ●[6] 第一三共ヘルスケア「脂漏性皮膚炎」 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_hifuken/symptom/shirouseihifuen/
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宮路 貴晶
TAKAAKI MIYAJI
- 2004年03月
- 東邦大学医学部医学科 卒業
- 2008年04月
- 戸塚共立第一病院
- 2010年04月
- 聖マリアンナ医科大学皮膚科学教室
任期付助教 - 2011年11月
- 町屋皮フ科クリニック 院長
- 2016年04月
- 所沢中央病院健診クリニック
企業・社会福祉法人 嘱託医 - 2020年05月
- 堀之内ハーモニー皮膚科 院長
- 2021年06月
- イースト駅前クリニック秋葉原院
院長就任




