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ピルでニキビが改善!?治療の効果が出る期間や治療費用をご紹介

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経口避妊薬として用いられる低用量ピル。実は避妊以外にも月経に伴う悩みの軽減につながることがわかっています。そのひとつに、ニキビの改善効果が挙げられます。ニキビ治療に対する低用量ピルの作用や効果、費用についてわかりやすく解説します。

  • 松沼 寛

    HIROSHI MATSUNUMA

    1998年03月
    名古屋大学医学部 卒業
    1998年04月
    岡崎市民病院 勤務
    2000年04月
    名古屋大学医学部付属病院 勤務
    2008年07月
    市立四日市病院 勤務
    2020年04月
    イースト駅前クリニック岡山院
    院長就任
    2022年05月
    イースト駅前クリニック女性外来院
    院長就任
    資格
    泌尿器科専門医
    所属学会
    日本泌尿器科学会

ピルでニキビ治療ができる?

性ホルモンにより、ほかの治療で改善しない成人女性のニキビに対して低用量ピルは効果を示すとされています。日本ではまだ認可された治療方法ではないため、自由診療になりますが、海外では治療実績が報告されています。

ニキビや肌荒れに対する低用量ピルの効果について

そもそもニキビは、皮脂の過剰分泌により皮脂腺がつまり、炎症が起こっている状態です。この皮脂を過剰に分泌させる原因の中にアンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンの活性化があります。

そこで、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンを含有する低用量ピルを服用することで、アンドロゲンの活性を低下させることができます。つまり、低用量ピルの作用により、皮脂分泌を抑えてニキビの発生を予防するのです。

逆に低用量ピルでニキビが悪化することもあるって本当?

ニキビ治療としても注目されている低用量ピルですが、一方で一時的にではありますが悪化するケースもあるとされています。これは、低用量ピルに含まれるホルモンによるもので、ニキビ治療には適切な種類の低用量ピルを選ぶことが大切です。

低用量ピルがニキビを悪化させるケース

低用量ピルにはエストロゲンの他にプロゲステロンという女性ホルモンが含まれています。使用されるホルモンの種類は低用量ピルの種類によってそれぞれ異なるため、一時的に症状を悪化させることがあるのです。

(※1、2)

ピル治療でニキビ・肌荒れの効果が得られる期間

低用量ピルはニキビ治療に即効性を示すものではなく、服用しはじめてから3~6か月ほどで効果が出ると言われています。なお、服用を中止した場合、ホルモンの状態はもとに戻るため効果はなくなってしまいます。自己判断での服用中止はお控えください

ニキビ治療に低用量ピルを用いる前に把握しておくべき副作用

低用量ピルは避妊・生理痛緩和のための薬剤とされているため、最小限のエストロゲンとプロゲステロンを含有していますが、副作用を十分に考慮し理解するうえでニキビ治療を行う必要があります。下記が注意すべき主な副作用です。

軽度な副作用 重篤な副作用
・はきけ
・片頭痛
・だるさ
・むくみ
・血栓症
・まれに乳がん、子宮頸がん

重篤な副作用の発生妊娠・授乳中の方、服用時に症状が強く出る方は低用量ピルの内服できません。また、喫煙者や40代以降の方は血栓症のリスクが高まるため注意が必要です。

以下ではさらに詳しく副作用を解説していますので、ニキビ治療としての低用量ピル服用をお考えであれば、ぜひ事前にご覧ください。

低用量ピルによるニキビ治療にかかる費用

前述の通り、ニキビ治療に対する低用量ピルは自費診療となり、保険の適用がありません。そのため、診断を受けるクリニックによってかかる費用はまちまちです。ここでは、イースト駅前クリニック女性外来での費用をご紹介します。

イースト駅前クリニック女性外来の治療費用

費用
薬剤費(マーベロン28) 1ヶ月:3,000円(税込)
初診・再診 無料

イースト駅前クリニック女性外来では、多くのクリニックで生じる初診・再診費用が無料です。そのため、月々のニキビ治療費用は薬剤費のみとなります。ほかにも当院では、女性に「不便」なく利用していただけるような多数の取り組みをしております。

ぜひ、以下から詳細をご覧ください。

大人ニキビでお悩みの方は低用量ピルのご検討を

低用量ピルは、従来の治療で十分な効果が得られなかったニキビにも作用するとされています。しかしながら、日本ではまだ認可されていない治療法であると同時に、副作用についても十分考慮して開始する必要があります。まずは専門のクリニックで相談をおすすめします。

なお、イースト駅前クリニック女性外来では、対面での診察に加え、オンライン診察を行っております。通院での処方に抵抗がある方や遠方の方はぜひ、オンライン診察もご検討ください。

参考URL

※1)日本産婦人科学会「低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン」
http://www.jsog.or.jp/news/pdf/CQ30-31.pdf
※2)MSD株式会社「経口避妊剤 マーベロン® インタビューフォーム」
https://www.msdconnect.jp/static/mcijapan/images/if_marvelon.pdf

  • 松沼 寛

    HIROSHI MATSUNUMA

    1998年03月
    名古屋大学医学部 卒業
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    岡崎市民病院 勤務
    2000年04月
    名古屋大学医学部付属病院 勤務
    2008年07月
    市立四日市病院 勤務
    2020年04月
    イースト駅前クリニック岡山院
    院長就任
    2022年05月
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