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髪の毛の正しい洗い方|洗う際に気をつけるポイントも解説

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髪の毛の洗い方は頭皮の健康状態を左右します。健康的な髪の毛と頭皮環境を維持するためには、正しく洗髪することが必須です。しかし、シャンプーは毎日の習慣になっているからこそ間違いに気づきにくいもの。このコラムでは、正しいシャンプーの方法や注意点を解説するので、いつものやり方を振り返りながら確認してみてください。
  • 松沼 寛

    HIROSHI MATSUNUMA

    1998年03月
    名古屋大学医学部 卒業
    1998年04月
    岡崎市民病院 勤務
    2000年04月
    名古屋大学医学部付属病院 勤務
    2008年07月
    市立四日市病院 勤務
    2020年04月
    イースト駅前クリニック岡山院
    院長就任
    2022年05月
    イースト駅前クリニック女性外来院
    院長就任
    資格
    泌尿器科専門医
    所属学会
    日本泌尿器科学会

髪の毛を洗うときの基本の考え方

髪の毛を洗うときに一番意識すべきことは「頭皮の汚れを落とす」ことです。頭皮の内側から分泌された皮脂ほこりスタイリング剤などが髪の毛や頭皮の汚れになります。適切なシャンプーをしなければ、においやフケ・かゆみ、抜け毛や薄毛など髪にまつわるさまざまなトラブルの原因になるため注意が必要です。

髪の毛の正しい洗い方

1. ていねいにブラッシングする

まずは目の粗いブラシで髪の毛全体をていねいにブラッシングします。ブラッシングには髪の毛のもつれをほぐし、お湯やシャンプーを行きわたらせやすくし、汚れを浮き上がらせる効果があります。

2. ぬるま湯で1、2分程度予洗いする

シャンプーをつける前に「予洗い」をしましょう。予洗いはぬるま湯で髪全体を洗い流し、髪や頭皮の汚れをあらかじめ落とす目的があります。予洗いの際には少しぬるめの38℃前後のお湯を使って指の腹でマッサージしながらおこなうとより効果を実感できます。

3. シャンプーを濡れた手に取り、軽く泡立てる

シャンプーの適量は製品や髪の長さによって異なりますので、パッケージを確認しましょう。適量を濡れた手に取り、軽く泡立ててください。頭にシャンプーをつけてから泡立てると、髪の毛をこすり合わせることになり、切れ毛の原因になります。事前に泡立てておくことで髪の毛の傷みを回避しましょう。

4. 泡立てたシャンプーを髪につけて頭皮に揉み込む

シャンプーを頭皮につけて揉み込むように洗います。力を入れすぎず、指の腹で頭皮をマッサージするイメージで洗いましょう。はじめに耳の上あたりにつけると、洗いやすいのでおすすめです。

5. 少しずつ範囲を広げて頭皮全体を洗う

耳の上から頭頂部後頭部生え際と、少しずつ泡を頭全体に広げましょう。髪や頭皮が汚れていて泡立ちが悪い場合はシャンプーを追加し、しっかりと洗うようにしましょう。

6. 髪の毛にも泡を行き渡らせる

頭皮全体にシャンプーがなじんだら、髪の毛も洗いましょう。強い力でゴシゴシと洗うと髪同士の摩擦がダメージを生んでしまいます。できるだけ、やさしく洗うことを意識してください。

7. ぬるま湯で泡を十分に洗い流す

シャンプーが頭皮や髪の毛に残ると、かゆみ・フケ・ベタつき・においなど頭皮トラブルの原因になります。特に耳の後ろ・こめかみ・生え際・襟足は洗い残しが多いポイントです。36~38℃のぬるま湯をたっぷり使って泡や汚れをしっかり洗い流すことを意識しましょう。

8. 髪の毛だけにトリートメントをつける

トリートメントは髪の毛の補修ダメージケアが目的です。そのため、頭皮につける必要はありません。髪の毛全体に行きわたらせるようにしてください。

9. ぬめりが残らないよう十分に洗い流す

シャンプーと同様にトリートメントの洗い残しも頭皮トラブルの原因となります。ぬめりやベタつきがなくなるまで洗い流すよう気をつけましょう。

10. やさしくタオルドライする

ドライヤーを使用する前に、タオルで髪の毛を包み水分を吸い取ります。ゴシゴシとタオルで頭皮や髪を摩擦すると、髪の毛にダメージを与えるため注意しましょう。あらかじめタオルドライすると、ドライヤーの使用時間が減らせるため髪の毛の負担軽減に繋がります。

11. ドライヤーで根元まで十分に乾かす

洗いたての髪はキューティクルがはがれやすく、また、濡れたままにすると常在菌が繁殖してにおいの原因にもなるため、ドライヤーを使って乾燥させましょう。頭とドライヤーは最低10㎝以上離して、温風で根元から乾かした後に毛先を乾かします。同じ場所に当て続けず、ドライヤーを持っていない手で髪の毛を持ち上げ、熱を分散させるのがポイントです。

髪の毛を洗う際に気をつけるポイント

髪を洗う際に気をつけるポイントが4つあります。習慣化して頭皮の健康を保ちましょう。

頭皮の状態に合ったシャンプーを使う

シャンプーには皮脂が多い人向けのタイプや、少ない人向けのもの、薄毛が進行している人向けの低刺激シャンプーなど多様な種類があります。頭皮環境に合わせたシャンプー選びを心がけましょう。

なるべく朝ではなく夜にシャンプーする

外出前の朝シャンプーを習慣化している方もいるかもしれませんが、頭皮環境にとってはNGです。日中の汚れや整髪料を落とし、夜中の髪の成長を助けるために夜シャンプーするようにしましょう。

40℃以上の熱いお湯は避ける

熱いお湯は頭皮に必要な皮脂まで溶かし洗い流してしまいます。シャンプーの際は37~38℃前後のぬるま湯で洗うことが健康な頭皮環境には必要です。必要な皮脂を守ることで頭皮のバリア機能を維持することができます。

ぬめりは耳の裏側や頭頂部まで確認する

耳の裏側頭頂部は洗い残しが多い部分です。一通り、シャンプーやトリートメントを洗い流してから、最後に頭皮や髪の毛全体に触れ、ぬめりがないかしっかり確認しましょう。

髪の毛の洗い方を見直して健康的な頭皮へ

においやフケ・かゆみだけでなく、ハリ・ツヤ・コシがなくなった、抜け毛が増えたなど頭皮・髪の毛に関するトラブルは多種多様にあります。正しいシャンプー方法により、多くのトラブルの軽減が期待できるため、まずは本記事を参考に毎日の洗い方を見直してみましょう。
正しくシャンプーをしてもお悩みが改善せず、薄毛が進行してしまう場合には、専門クリニックに相談するのがおすすめです。原因や症状に合わせた治療で改善が期待できる可能性があります。薄毛治療専門クリニックである当院にお気軽にお問い合わせください。
忙しい方や、近隣に抜け毛・薄毛の専門クリニックがない方のために当院ではオンライン診療もおこなっています。ぜひ、ご活用ください

  • 松沼 寛

    HIROSHI MATSUNUMA

    1998年03月
    名古屋大学医学部 卒業
    1998年04月
    岡崎市民病院 勤務
    2000年04月
    名古屋大学医学部付属病院 勤務
    2008年07月
    市立四日市病院 勤務
    2020年04月
    イースト駅前クリニック岡山院
    院長就任
    2022年05月
    イースト駅前クリニック女性外来院
    院長就任
    資格
    泌尿器科専門医
    所属学会
    日本泌尿器科学会

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