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【PMS(月経前症候群)の症状】いつから症状がでる?緩和させるセルフケアは?

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PMSは月経3~10日前から精神的・身体的に様々な不調が現れる病気です。女性の9割は経験があるとされますが、症状が悪化すると日常生活に支障を来すこともあります。異なる病気が潜んでいるケースも少なくありません。そこで今回は、PMSを疑うべき症状と緩和方法について詳しく解説します。

PMSの症状の特徴

PMSとは、精神的身体的な不調が現れる病気のことです。症状の現れ方は人によって異なりますが、ひどい方は外出できなくなるなど日常生活に支障を来すケースも。

また、症状は200以上にも及び、PMSとは気づかずに一人で悩みを抱える方も少なくありません。悩まされる症状にも個人差はありますが、月経周期ごとに異なる症状が現れる方もいます。さらに、年齢やライフスタイルの変化をきっかけに重症度や現れる症状が変わることも。PMSは非常に複雑で多岐に渡る不調が現れやすい病気なのです。

PMSの精神的症状

情緒不安定 イライラ 抑うつ
不安 ぼーっとする 怒りっぽい
集中できない 泣きたくなる 死にたくなる

PMSは精神的な症状が現れやすいのが特徴です。というのも、PMSの主な原因はホルモンバランスの変動によるもの。排卵期を終えてホルモンバランスが急激に変動すると、女性ホルモンの分泌を司る脳の視床下部は混乱を生じます。その結果、同じく視床下部によってバランスが司られる自律神経にも乱れが生じるようになるのです。

自律神経は身体の様々な機能を調節する働きを持ちますが、バランスが乱れると情緒が不安定に。イライラ感気分の落ち込み漠然とした不安感などの精神的不調を引き起こします。

また、PMSが生じる時期はプロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が増える時期。プロゲステロンは体温を上昇させる作用があるため眠気を引き起こし、集中力や注意力の低下を促しやすいとされています。

PMSの身体的症状

お腹の張り・痛み
乳房の張り・痛み
発熱
むくみ
腰痛
寒気
眠気・不眠
食欲不振・過食
倦怠感
体重増加
肌あれ・ニキビ
肩こり
のぼせ(自律神経症状)
吐き気
動悸
発汗

PMSは自律神経の乱れプロゲステロンの分泌急増によって身体的にも様々な症状が引き起こされます。

自律神経のバランスが乱れることで、のぼせ・動悸・発汗など自律神経失調症に似た症状が現れるようになります。また、消化器官の働きは悪化お腹の張り痛み食欲不振などを引き起こします。さらに、血行が悪くなることで寒気肩こりが引き起こされることも。

プロゲステロンは体温を上げるだけでなく、皮脂の分泌を促す作用もあるためニキビなどの肌荒れもひどくなる傾向にあります。PMSでよく見られるむくみもプロゲステロンの水分貯留作用によるものです。

(※1、2)

PMSの症状はいつから現れる?

PMSの症状は月経の3~10日ほど前から現れるのが一般的です。

この時期は、排卵を終えてプロゲステロンの分泌が急増するタイミングとほぼ同じ。辛い症状に悩まされることになりますが、月経が始まってホルモンバランスが安定すると症状は和らいでいきます

PMSは9割の女性が経験するとされる病気。よく見られる病気ではありますが、月経周期に伴わない場合は以下のように別の病気や妊娠の可能性もありますので注意しましょう。

PMSと間違いやすい病気や症状

PMSの症状だと思っていたら、上記によるものであったという方がいらっしゃいます。似た症状のものの全てはすぐに対策を取らなくてはならないものです。それぞれについてさらに詳しく解説します。

月経困難症

月経中強い下腹部痛(いわゆる生理痛)、腰痛、吐き気、頭痛などの症状が現れる病気です。月経が始まって2~3日ほどすると自然に改善していきます。子宮内膜症子宮筋腫などの病気が原因のことも少なくありません。

月経開始1~3日前から少しずつ症状が現れる方もいるためPMSと間違われやすい病気ですが月経が始まった初日に最も症状が重くなるのがPMSと異なります。

(※3)

PMDD(月経前不快気分障害)

重症型のPMSとされており、月経前に非常に強い精神的不調が現れる病気です。うつ病と並ぶ精神疾患とされており、外出ができない、人と接することができない、など日常生活に支障を来すようになります。

発症すると抗うつ薬などを用いた治療が必要となるため、月経前に強い精神症状が起こる方は単なるPMSと軽く考えてはいけません。

更年期障害

閉経の前後に女性ホルモンバランスが急激に乱れることによって生じる病気です。PMSと同じく精神的・身体的に様々な症状が現れます。症状の現れ方には個人差がありますが、月経前に症状が悪化する方も少なくありません。

しかし、更年期障害は月経前にも症状があり、次第に月経周期にも乱れが生じるようになる点がPMSと異なります。

うつ病

脳の神経伝達物質の分泌異常によって、気分の落ち込み食欲不振不眠など精神的・身体的な様々な症状が生じる病気です。

月経周期によって症状が悪化することもあるため、PMSと間違われることがあります。

妊娠初期

妊娠初期は女性ホルモン分泌が急増するため、PMSと似た不調が現れやすくなります。症状が続き月経が来ない場合は妊娠している可能性もありますので検査を受けるようにしましょう。

(※4)

同じ人でもPMSの症状が変わる?

PMSの症状は「年齢」と「ストレス」によって変化することがあります。それぞれの状態について解説します。

年齢による症状の違い

ホルモンバランスが安定していない思春期の頃はPMSに悩まされやすいとされています。

そして、成長と共にホルモンバランスが安定していくと症状は少しずつ改善していくケースが多いですが、20代後半~30代前半頃から再び症状が現れる方が増え始める傾向に。そして、更年期に突入する40代後半頃からホルモンバランスが乱れ始めることで、さらに症状が悪化するケースもあります。

これまでPMSに悩まされた経験がない方も、年齢を重ねて発症する可能性は少なくないのです。

(※3)

ストレスによる症状の違い

PMSはストレスや疲れなどの影響を受けやすいことが知られています。

PMSの原因は詳しく解明はされていませんが、女性ホルモンバランスの変化で生じる脳内のホルモンや神経伝達物質の異常によって引き起こされるとする説が有力。ストレスも脳内のホルモンや神経伝達物質に影響を与えるため、PMSが悪化する可能性があるのです。

仕事や家事などでストレスや疲れが溜まりやすい方はPMSになりやすい方、毎月不調に悩まされている方は、できるだけストレスや疲れを溜めない生活を心がけましょう。特に、以下のような性格の方はストレスを溜めやすく、PMSが悪化しやすいとされていますので要注意です。

PMSが悪化しやすい性格的特徴

律儀 我慢するタイプ 生真面目 几帳面 こだわりが強い 完璧主義 負けず嫌い 自分に厳しい

(※1)

PMSの症状を緩和させるには

月経に伴って現れるPMSは健康な女性であれば完全に避けられないものです。とはいうものの、つらいPMSの症状はできれば和らげたいものですね。日常生活の中でできる対策方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

カルシウムやマグネシウムを補給する

PMSによるイライラや怒りっぽさが強い方におすすめなのはカルシウムとマグネシウムの摂取です。
どのようなメカニズムでカルシウムやマグネシウムがPMSの症状を改善するのか、明確には解明されていません。しかし、様々な研究からカルシウムやマグネシウムはPMSによる精神的症状を改善する可能性があると報告されています。

刺激物を避ける

PMSの症状を緩和するには、アルコールやカフェインなど血行悪化の原因となる刺激物を避けることも大切です。また、同じく血行を悪化させる喫煙もNG。
血行の悪化はホルモンバランスのさらなる乱れにつながることもあります。PMSを悪化させる要因にもなるため注意しましょう。

軽い運動をする

PMSの症状が強い方にはおすすめできませんが、症状がない時期や軽度な症状のみの方は軽めの運動をするとよいとされています。気分転換になるためPMSの精神的症状が紛れることもありますし、血行が改善して身体的症状が緩和することも。
特にウォーキングなどの有酸素運動がおすすめ。自身の体力に合った運動を取り入れてみましょう。

(※1)

PMSの症状がひどい場合はクリニックにご相談ください

PMSは月経の3~10日ほど前から精神的・身体的な症状が続く病気です。症状の種類は200以上にも及ぶとされており、重症度や症状の現れ方も人それぞれ
PMSはよく見られる病気であるため軽く考えられがちですが、別の病気が潜んでいることもあります。また、症状が悪化すると日常生活に支障を来すようになる方も少なくありません。

症状を改善するには今回ご紹介したセルフケアもおすすめですが、辛い症状が続く場合はできるだけ早めにクリニックで診察や治療を受けるようにしましょう。

参考URL

※1)日本産婦人科学会「月経前症候群(premenstrual syndrome : PMS)」
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=13
※2)MSD株式会社「月経周期」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/22-%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E7%94%9F%E6%AE%96%E5%99%A8%E7%B3%BB%E3%81%AE%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%AD%A6/%E6%9C%88%E7%B5%8C%E5%91%A8%E6%9C%9F
※3)MSD株式会社「月経困難症」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/18-%E5%A9%A6%E4%BA%BA%E7%A7%91%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E7%94%A3%E7%A7%91/%E6%9C%88%E7%B5%8C%E7%95%B0%E5%B8%B8/%E6%9C%88%E7%B5%8C%E5%9B%B0%E9%9B%A3%E7%97%87
※4)日本産婦人科学会「更年期障害」
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=14

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