薄毛について学ぶ

髪の構造を徹底解説!さらに艶・コシを育むポイントも紹介

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頭皮から臭いがする、毛穴にプツプツしたものが見られるといった症状は、毛穴の詰まりが原因かもしれません。頭皮トラブルを防ぐためには毛穴の詰まりをケアすることが必要です。
本記事では、毛穴を詰まらせてしまう角栓や、汚れをとるための正しいシャンプーやクレンジングの方法、詰まりにくい頭皮を作るセルフケアなどを解説します。
  • 松沼 寛

    HIROSHI MATSUNUMA

    1998年03月
    名古屋大学医学部 卒業
    1998年04月
    岡崎市民病院 勤務
    2000年04月
    名古屋大学医学部付属病院 勤務
    2008年07月
    市立四日市病院 勤務
    2020年04月
    イースト駅前クリニック岡山院
    院長就任
    2022年05月
    イースト駅前クリニック女性外来院
    院長就任
    資格
    泌尿器科専門医
    所属学会
    日本泌尿器科学会

髪の構造

髪の毛は外側からキューティクル・コルテックス・メデュラの3層構造になっています。それぞれの特徴を解説します。

(※1)

キューティクル

キューティクルは髪の毛の一番外側にあり、コルテックスやメデュラを守る働きがあります。タンパク質からできているキューティクルは透明で、うろこ状になっている特徴があり1か所に4~10枚程度が重なっています。
キューティクルは水に濡れると柔らかくなり、刺激や薬剤の影響を受けやすくなります。髪が濡れた状態でこすれるとキューティクルが剥がれてしまうため、毛先になればなるほどキューティクルの枚数は少なくなる傾向があります。

コルテックス

コルテックスはキューティクルの内側にあり、髪の85~90%を占めています。うろこ状のキューティクルとは異なり、繊維状になったたんぱく質がいくつかの束になり、それが集まっているのが特徴です。
コルテックスは髪の性質や太さ・色に影響を与え、水分量や脂質・たんぱく質の構造で髪の柔らかさや太さがメラニン色素の量で髪の色が決まります。

メデュラ

メデュラは髪の一番中心にありたんぱく質でできています。うろこ状のキューティクル、繊維状のコルテックスとも異なり、網目状になっています。

髪の構成成分

成分 含まれる割合
タンパク質(ケラチン) 80~85%
脂質 1~6%
メラニン色素など 4.5%
髪は主にたんぱく質でできています。髪の毛に含まれるたんぱく質の80~90%をケラチンが占めていて、ある程度の硬さを持つ性質があります。髪はそのほかに、脂質やメラニン色素、水分などからできていてその量や比率は一人ひとり異なっています。

艶・コシのある髪を育むポイント

艶・コシのある髪を育むために押さえておきたいポイントを紹介します。

規則正しい生活を心がける

規則正しい生活は、頭皮環境を正常化しヘアサイクルを整える効果が期待できます。健康的な髪を生やすために欠かせない成長ホルモンの分泌も促進されるため、夜更かしをしない、質のよい睡眠をとる、3食食べる、適度な運動を取り入れましょう。

髪の材料となる栄養を摂る

髪はたんぱく質からできています。艶・コシのある髪を作るためには、質のよいたんぱく質は欠かせません。肉や魚・卵・大豆などさまざまな種類のたんぱく質を摂取しましょう。それ以外にミネラルやビタミンも重要です。野菜や果物などから、髪の材料となる栄養を摂るようにしましょう。

洗髪後はすぐにドライヤーで乾かす

濡れたままの髪はキューティクルが開き、ダメージを受けやすくなっています。髪を洗った後は、すぐにドライヤーで乾かすと髪のダメージを最小限にできます。

ドライヤーやヘアアイロンの使い方を見直す

ドライヤーやヘアアイロンを使用する際に、高温で長時間髪に熱を加えると髪のたんぱく質が熱変性を起こしてしまいます。その結果、髪のパサつきやうねりが起こり、艶が失われてしまいます。ドライヤーやヘアアイロンを使用する際には、長時間・同じ場所に当てないようにして髪の毛を守るオイルなどを併用しダメージを最小限に抑えましょう。

ブラッシングはやさしくおこなう

髪は摩擦などの刺激に弱いという特徴があります。強い力でブラッシングし、もつれを無理に解こうとすると、髪に大きなダメージを与えます。さらに、頭皮に傷をつけるリスクもあります。ブラッシングは優しくおこないましょう

頭皮ケアをおこなう

艶・コシのある髪が生えるためには、健康的な頭皮が欠かせません。マッサージをしたり、ヘッドスパをしたりなど頭皮のケアに力を入れましょう。

紫外線対策する

紫外線は頭皮にダメージを与えます。帽子や日傘、髪の毛専用のUVケア商品を使用し髪のダメージを最小限に抑えましょう。

ヘアカラーやパーマを控える

ヘアカラーやパーマは濡れた髪に薬剤を染み込ませ、髪を変性させます。髪のたんぱく質に直接作用するため、髪のダメージに繋がり、艶やコシが失われる原因となります。ヘアカラーやパーマが原因で艶やコシが失われてしまった方は、できるだけ控え間隔を空けましょう。

髪の構造を理解し艶・コシのある髪を目指そう

髪はキューティクル・コルテックス・メデュラの3層構造になっています。タンパク質や脂質・メラニン色素・水分などからできており、日々の食べ物や生活習慣などの影響を受けやすくなっています。艶・コシのある髪になりたい方は健康的な髪を作る生活習慣を目指しましょう。
髪の艶コシが減って、切れ毛・枝毛が増えてきたら薄毛のサインといわれています。当院は女性の髪のお悩みの専門クリニックです。艶・コシが失われてきた方、抜け毛や薄毛が心配な方は、ぜひ一度当クリニックへご相談ください。
当院では忙しい方や遠方の方に、オンラインでの薄毛治療をおすすめしています。艶・コシが失われ薄毛で悩んでいる方は、当院のオンライン診療を試してみませんか?

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  • 松沼 寛

    HIROSHI MATSUNUMA

    1998年03月
    名古屋大学医学部 卒業
    1998年04月
    岡崎市民病院 勤務
    2000年04月
    名古屋大学医学部付属病院 勤務
    2008年07月
    市立四日市病院 勤務
    2020年04月
    イースト駅前クリニック岡山院
    院長就任
    2022年05月
    イースト駅前クリニック女性外来院
    院長就任
    資格
    泌尿器科専門医
    所属学会
    日本泌尿器科学会

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